THE W 2020結果詳細!吉住が女王に輝いた勝因と現在を追う
未曾有のコロナ禍に見舞われ、エンタメ界全体が手探りの模索を続けていた2020年冬。日本テレビ系列で生放送された女芸人No.1決定戦「THE W 2020」は、大会の歴史を大きく塗り替える伝説的な一夜となりました。数多の実力派がしのぎを削る中、ピン芸人・吉住が見せつけた圧倒的なネタの完成度と狂気じみた演技力は、お笑いファンのみならず審査員たちをも完全に魅了しました。
2026年を迎えた現在も、バラエティ番組のみならず実力派女優としてドラマ界でも唯一無二のポジションを築く吉住。本大会で彼女が第4代女王へと上り詰めた舞台裏には、どのような熱戦とドラマがあったのでしょうか。紅しょうがとの熾烈な最終決戦や審査員の生々しい判定、激動の大会全貌を丹念に紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「THE W 2020」優勝者はピン芸人の吉住。圧倒的なコント構成力とリアリティあふれる狂気の演技で第4代女王に君臨。
- 要点2:最終決戦は紅しょうがとの一騎打ち。吉住が審査員票と視聴者票をほぼ独占する6対1で圧勝を飾る。
- 要点3:スパイクの無念の辞退やAマッソの先鋭的な映像漫才など、歴代屈指のハイレベルな熱戦として後世に語り継がれている。
【THE W 2020決勝結果まとめ】吉住が女王に輝いた決定的瞬間
総エントリー数646組の頂点を決める戦いとなった「THE W 2020」のファイナル。最終決戦の舞台に駒を進めたのは、Bブロックを圧巻のネタ運びで勝ち上がった吉住と、Aブロックの激戦を泥臭くもしなやかな話術で制した紅しょうがの2組でした。
正統派しゃべくり漫才で真っ向勝負を挑んだ紅しょうがに対し、吉住がぶつけたのは哀愁と狂気が紙一重で交錯する珠玉の1人コント。会場の空気を一瞬で自分の世界観へと引きずり込み、笑いと感嘆を同時に生み出した吉住が、最終投票で審査員6名中5名、さらに視聴者投票(1票分)を獲得する「6対1」の圧倒的大差で第4代女王の座を射止めました。
優勝が決まった瞬間、吉住は感情を高ぶらせながらも「勝ったからには、この名に恥じぬよう一生懸命頑張ります」と力強く宣言。大会立ち上げ当初に一部で囁かれていた「お笑い賞レースとしての競技性」に対する疑問符を、実力のみで完全に払拭した歴史的な勝利となりました。
スパイク辞退の真相とTHE W 2020決勝進出者一覧
この第4回大会を語るうえで避けて通れないのが、本番直前に起きた予期せぬアクシデントです。念願の決勝進出を果たしていた吉本興業の実力派コンビ・スパイクが、本番直前のPCR検査で新型コロナウイルス陽性と判定され、無念の出場辞退を余儀なくされました。
長年この舞台を目指してきた2人にとって痛恨の極みとなったこの事態を受け、準決勝次点だったターリーターキーが急遽繰り上げ出場を果たすというドラマが生まれました。当時の決勝進出者10組の顔ぶれは以下の通りです。
【THE W 2020 決勝進出者一覧】
・Aブロック:TEAM BANANA、オダウエダ、にぼしいわし、紅しょうが、ターリーターキー(繰り上げ)
・Bブロック:Aマッソ、ゆりやんレトリィバァ、吉住、はなしょー、ぼる塾
すでにバラエティで大人気を博していたぼる塾や、第1回女王のゆりやんレトリィバァ、さらには先鋭的なスタイルで評価の高いAマッソなど、多様な才能がひしめく極めて層の厚いラインナップとなりました。
吉住の圧巻ネタ「女審判」「銀行強盗」と審査員のガチ評価
吉住がこの大会で披露した2本のコントは、今なお賞レース史に残る名作として語り継がれています。1本目で披露した「女審判」は、野球の試合で審判を務める独身女性が、選手との恋愛模様をジャッジコールに重ねていく異色の設定。奇抜なアイデアを成立させる正確無比な心理描写と絶妙な間合いに、審査員席からは感嘆の声が漏れました。
そして最終決戦の勝負ネタとして選んだのが「銀行強盗」でした。銀行に押し入ってきた強盗犯に対し、人質に取られた女性行員が「私を人質にしてください!」「どうせ私のことなんて誰も心配しないから!」と自虐と好意を一方的にぶつけまくる狂気のコント。悲哀の中に潜む笑いの爆発力は凄まじく、スタジオを異様な熱気で包み込みました。
審査員を務めたアンガールズ・田中卓志氏は「1人コントの構成として完璧。哀愁の乗せ方が素晴らしい」と激賞。麒麟・川島明氏も「吉住さんの世界観に完全に引き込まれた。恐ろしいほどの演技力」と舌を巻き、ガチ審査員たちを完全に唸らせる結果となったのです。
Aマッソの映像漫才が呼んだ革命とネットの評判
吉住の戴冠劇とともに、この大会のハイライトとしてネット上を席巻したのがAマッソの革新的なネタでした。Bブロック初戦で第1回女王・ゆりやんレトリィバァと対峙した彼女たちは、プロジェクションマッピングを背景に投影しながら漫才を行うという、前代未聞の「映像漫才」を披露しました。
スクリーンの映像と完璧にシンクロさせたハイテンポなボケとツッコミは、賞レースの固定観念を根底から揺るがす挑戦であり、視聴者投票やSNSでは「お笑いの新時代が来た」「鳥肌が立った」と絶賛の嵐が巻き起こりました。結果として吉住に敗れはしたものの、大会全体の熱量を一気に引き上げた立役者として、そのネタは極めて高い評価を獲得しました。
また、紅しょうがが披露したエネルギッシュなしゃべくり漫才も「漫才師としての地肩の強さが際立っていた」と大絶賛され、大会終了後のネット上では「過去最高レベルに面白い年だった」とポジティブな反響が相次ぎました。
【女芸人No.1決定戦2020順位と審査員得点】投票内訳の全貌
本大会は、2ブロック制のノックアウト方式(勝ち残り戦)で進行。各対戦ごとに審査員6名+データ放送による視聴者投票1票の「計7票」で勝敗が競われました。
【ブロック予選の勝敗推移】
・Aブロック初戦:TEAM BANANA(4票) vs オダウエダ(3票)
・Aブロック第2試合:TEAM BANANA(4票) vs にぼしいわし(3票)
・Aブロック第3試合:TEAM BANANA(1票) vs 紅しょうが(6票)
・Aブロック第4試合:紅しょうが(6票) vs ターリーターキー(1票)
※紅しょうがが勝ち抜け
・Bブロック初戦:Aマッソ(4票) vs ゆりやんレトリィバァ(3票)
・Bブロック第2試合:Aマッソ(1票) vs 吉住(6票)
・Bブロック第3試合:吉住(5票) vs はなしょー(2票)
・Bブロック第4試合:吉住(6票) vs ぼる塾(1票)
※吉住が勝ち抜け
【最終決戦の得点内訳】
・吉住:6票(ヒロミ、久本雅美、哲夫、田中卓志、川島明、視聴者投票)
・紅しょうが:1票(中川家・礼二)
関西の本格派漫才を高く評価した礼二氏の1票を除き、残る審査員全員と茶の間の視聴者票がすべて吉住に集まるという、文句のつけようがない完全勝利でした。
吉住ブレイクの必然性と歴代優勝者における立ち位置
初代・ゆりやんレトリィバァ、2代目・阿佐ヶ谷姉妹、3代目・3時のヒロインと、強烈なキャラクターや華やかなタレント性を前面に押し出す王者が続いた「THE W」。その系譜の中で、純粋なコントの構成力と演技力だけで頂点を掴んだ吉住の存在は、大会のステータスを一段引き上げる転換点となりました。
優勝後の吉住は、翌2021年の「R-1グランプリ」でも決勝進出を果たすなど、ネタ職人としての実力を改めて証明。さらにはその卓越した人間観察眼と表現力を買われ、脚本家や映画監督からのオファーが殺到することになります。
多くのテレビドラマへの出演を重ね、近年では演技派女優としての評価も不動のものとした吉住。バラエティ番組で見せる鋭利な毒舌と独特の落ち着きは、確かなネタの腕前という絶対的なバックボーンがあるからこそ成立しています。2020年の栄冠は、彼女の才能が開花するための必然的なステップだったといえます。
【the w 2020】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:THE W 2020の優勝賞金と副賞はいくらでしたか?
A1:優勝賞金は1,000万円です。さらに副賞として、日本テレビ系の人気番組への出演権や冠特番の制作権利などが吉住に贈呈されました。
Q2:スパイクはその後THE Wでリベンジを果たせましたか?
A2:はい、翌年の「THE W 2021」で見事に決勝進出を果たし、2022年、2023年にも連続してファイナリストとなるなど、辞退の悔しさをバネに大会屈指の常連実力派として大活躍を収めました。
Q3:準優勝だった紅しょうがのその後はどうなりましたか?
A3:2020年大会で全国区の知名度を得た紅しょうがは、活動拠点を大阪から東京へ移転。そして「THE W 2023」において、見事に念願の第7代女王の栄冠を勝ち取りました。
まとめ:2020年大会が女芸人シーンの潮目を変えた理由
「THE W 2020」は、単なる1年の賞レースにとどまらず、女芸人を取り巻くお笑いシーン全体の評価基準を「キャラクター消費」から「ネタの純粋なクオリティ勝負」へと決定的にシフトさせた記念碑的大会でした。
吉住が提示した冷徹なまでの人間描写、紅しょうがが体現したしゃべくり漫才の矜持、そしてAマッソが切り拓いた新たな表現手法。あの日、極限の緊張感の中で生み出された数々の笑いは、色あせることなく今も日本のお笑い界を力強く前進させ続けています。 (出典: the w 2020(Yahoo!ニュース))