【2026年最新】五月人形は誰が買う?実家トラブルを防ぐマナーと相場
男の子が生まれて初めて迎える端午の節句(初節句)。赤ちゃんの健やかな成長と無病息災を願う大切な行事ですが、いざ準備を始めようとすると「五月人形はどちらの実家が買うべきなのか」「いつから飾るのが正しいのか」といった疑問や悩みに直面するご家庭は少なくありません。
かつての伝統的な風習と現代のライフスタイルにはギャップがあり、両家の認識の違いから思わぬトラブルに発展するケースも見受けられます。本記事では、2026年の最新トレンドを踏まえ、実家との円満な付き合い方から購入相場、飾る時期、人気のコンパクトな兜飾りの選び方まで徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「五月人形は母方の実家が買う」という古くからの慣習は変化しており、現代は両家で折半またはパパ・ママ自身が購入して祖父母からお祝い金をもらうスタイルが主流です。
- 要点2:飾り始める時期は春分の日(3月20日前後)から4月中旬頃が目安。前日に飾る「一夜飾り」は避け、片付けは5月中旬までの天気の良い乾いた日に行います。
- 要点3:五月人形は子どもの「厄除け(身代わり)」であるため兄弟間のおさがりは原則NG。2026年は省スペースに飾れるおしゃれな木目調やコンパクトな兜飾りが人気を集めています。
【誰が買う?】母方の実家が用意する風習は過去のもの?2026年の最新マナー
五月人形の購入にあたって最も多くの親御さんが頭を悩ませるのが、「誰が購入費用を負担するのか」という問題です。伝統的なしきたりでは、「母方の実家が五月人形(兜や鎧)を用意し、父方の実家が鯉のぼりを用意する」とされてきました。これは昔、嫁ぎ先へ直接お祝いに駆けつける代わりに、母方の実家が祝い品を贈っていた名残です。
しかし、住宅事情や家族観が大きく変化した現在、このルールに縛られる必要はまったくありません。実際のところ、現代の購入形態は主に次の3パターンに分かれています。
- 両家で費用を折半する:両家の祖父母が半分ずつ出し合い、角を立てずに購入する最もスマートな方法。
- 若夫婦が自分たちで選び、両家からお祝い金を包んでもらう:住居のスペースや好みのインテリアに合わせて自分たちで購入し、祖父母からは現金でお祝いを受け取るスタイル。
- 片方の実家が購入し、もう片方の実家が初節句の食事代を受け持つ:バランスを取るため、片方が人形代、もう片方がお祝い膳の会食費用を負担する分担型。
実家トラブルを避ける最大のポイントは、「祖父母が勝手に購入してしまう前に、若夫婦側の希望を共有しておくこと」です。現代のマンション事情では、昔ながらの大きな段飾りを贈られても設置場所に困ってしまうケースが多発します。「部屋の広さに合わせて自分たちで選びたい」という意向を、角が立たないよう事前に伝えておく配慮が欠かせません。
【いつから飾る&片付ける?】端午の節句を彩る正しいスケジュールとタイミング
五月人形をいつから飾り始め、いつ片付けるべきなのかというスケジュール感も、初めての端午の節句では迷いやすいポイントです。
飾り始める時期に明確な決まりはありませんが、一般的には春分の日(3月20日前後)を過ぎた頃から4月中旬までの大安や友引など、縁起の良い晴れた日に飾るのが好まれます。遅くとも4月下旬(端午の節句の1〜2週間前)までには出しておきたいところです。
注意したいのは、節句の前日に慌てて出す「一夜飾り(いちや飾り)」です。神仏をお迎えする準備を前夜に済ませる行為は誠意に欠け、縁起が悪いとされているため避けましょう。
また、五月人形の片付け時期は、5月5日を過ぎてから5月中旬頃までが目安です。雛人形のように「片付けが遅れると婚期が遅れる」という強い言い伝えはありませんが、五月人形の素材は湿気に弱いため、「5月のカラッと晴れた湿度の低い日」を選んで手入れしながらしまうのが長持ちさせる秘訣です。
【予算と相場】兜飾り・鎧飾りの価格帯と後悔しないサイズ選び
五月人形の購入相場は、選ぶ飾りのタイプや職人の仕立てによって幅広く設定されています。あらかじめ全体の予算感を把握しておくと、スムーズに商品選びを進められます。
- コンパクトな兜飾り(ケース入り・収納飾り):5万〜15万円前後(一番人気のボリュームゾーン)
- 本格的な鎧飾り:15万〜30万円以上(重厚感があり見栄えのする本格派)
- 木製・モダンインテリア兜:4万〜10万円前後(北欧風やナチュラルテイストの部屋にマッチ)
- 室内用こいのぼり:2万〜6万円前後(ベランダがない家庭に大人気)
住環境に合わせたサイズ選びも極めて重要です。近年は、横幅が30cm〜40cm程度でリビングの飾り棚やチェストの上に無理なく置けるタイプが支持を集めています。台座がそのまま収納箱になる「収納飾り」や、ホコリがつかずお手入れが楽な「アクリルケース飾り」は、忙しい共働き家庭からも絶大な人気を誇ります。
外に鯉のぼりを掲揚できないマンション住まいのご家庭では、場所を取らずに節句の雰囲気を味わえる「室内用こいのぼり」を兜飾りとセットで飾るスタイルが定番化しています。
【兄弟・おさがり問題】次男・三男はどうする?1人1体の理由と供養・処分
2人目以降の男の子が生まれた際によくある疑問が、「長男の五月人形をおさがりにしても良いのか」「兄弟で1つではダメなのか」という点です。
結論から言うと、五月人形のおさがりや兄弟での共有は本来の趣旨から外れてしまいます。五月人形は単なる観賞用のおもちゃではなく、その子に降りかかる厄災を引き受ける「身代わり(お守り)」としての役割を持っているためです。1人につき1つの厄除けを持つことが基本ルールとされています。
とはいえ、男兄弟全員に大きな鎧飾りを用意するのはスペース的にも予算的にも現実的ではありません。次男・三男をお迎えする際は、以下のような方法で柔軟に対応するのがおすすめです。
- 長男には兜飾りを用意し、次男には「名前旗」や「小さな木製兜」を新調する
- 次男には可愛らしい武者人形(子供大将飾り)を用意して差別化する
- 兄弟それぞれに専用の室内用つるし飾りを揃える
また、子どもが成人して役目を終えた五月人形の処分については、一般ゴミとして捨てるのではなく、神社や寺院で行われている「人形供養」を利用するのがマナーです。長年子どもを守ってくれた感謝を込め、適切な形で手放すことが心の整理にもつながります。
【2026年おすすめ】老舗名門「吉徳大光」「人形の久月」から注目のモダンインテリア兜まで
五月人形選びで失敗したくないなら、実績と信頼のある老舗ブランドをチェックしておくのが堅実です。代表格となる2大メーカーにはそれぞれ際立った特徴があります。
創業300年以上の歴史を誇る「吉徳大光」は、「顔がいのち」のフレーズでも知られ、伝統的な気品と確かな職人技が光る兜飾りや鎧飾りを展開。歴史ある正統派の節句飾りを好むご家庭から圧倒的な支持を集めています。
一方、同じく名門の「人形の久月」は、重厚な伝統工芸品はもちろんのこと、現代の居住空間に調和するスタイリッシュなデザインや、人気武将(伊達政宗・上杉謙信・真田幸村など)をモチーフにした洗練されたコンパクト兜を得意としています。
さらに2026年のトレンドとして見逃せないのが、「ナチュラル素材・くすみカラー」を取り入れたインテリア調の兜飾りです。白木をベースにした優しい木目の兜や、淡いベージュやグレーのファブリックをあしらった飾りは、洋室や北欧風のリビングにも違和感なく溶け込みます。伝統を重んじつつも、毎日の暮らしに美しく馴染むデザインを選ぶ家庭が増加しています。
【五月人形】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:夫(父親)が子どもの頃に使っていた五月人形を譲り受けて飾るのはダメですか?
A1:五月人形は持ち主の厄を引き受ける「身代わり」の性質を持つため、本来はおさがりとして受け継ぐものではありません。もし父親の人形を飾る場合は、「お父さんの人形」として飾りつつ、赤ちゃん用には小さな兜や名前旗などを新しく用意してあげるのが理想的な形です。
Q2:初節句の食事会に両家の祖父母を招く際、費用は誰が負担すべきですか?
A2:食事会の費用は、お祝いの席を主催する赤ちゃんのパパ・ママが負担するのが一般的です。祖父母から高額な五月人形やお祝い金をいただいている場合は、食事会へのおもてなしがお返し(内祝い)の代わりになります。
Q3:五月人形を購入するのに最適な時期はいつですか?
A3:新作のラインナップが最も充実するのは1月下旬〜3月上旬です。人気の限定モデルやコンパクトサイズは3月中旬を過ぎると完売してしまうことも多いため、選択肢が多い2月中旬頃までに下調べを進めて購入するのがベストです。
まとめ:家族みんなで笑顔になれる端午の節句を迎えるために
五月人形にまつわるしきたりや習慣は時代とともに柔軟に変化しています。「誰が買うか」という形式にとらわれすぎず、両家でしっかりとコミュニケーションを取りながら、赤ちゃんの誕生を祝福する気持ちを共有することが何よりも大切です。
住まいに合ったお気に入りの兜飾りや鯉のぼりを見つけて、家族の温かい思い出に残る素敵な端午の節句を迎えてください。 (出典: 5 月 人形(Yahoo!ニュース))